あつぼう

忍びの家 House of Ninjasのあつぼうのレビュー・感想・評価

忍びの家 House of Ninjas(2024年製作のドラマ)
3.8
現代に忍びがいたらって設定は夢があってワクワクします。
一流の忍びとは決して目立たず一般人として生活する事。そして肉は身体から匂いを発するので食べてはいけない。女性といい関係になってもいけないって現代人からしたら辛すぎます。そこまで自分自身に厳しくする事で一流の忍者になれるんでしょうね。さらに「忍者」と呼ばれる事を嫌い「忍び」という呼び名に拘るのが面白い。
数年前に家族の長兄を失った風魔との闘い以降、静かに暮らしていた一家ですが、風魔復活の足音が聞こえて来た事で再び忍びとしての活動を開始します。
風魔との闘いがメインとなっているけど、そこに家族愛や禁断の忍びの恋などもあり内容は盛りだくさんでした。
キャスティングが素晴らしく、宮本信子さんと柄本時生さんが良かったなぁ。
優しさが弱点の賀来賢人さん演じる晴。この優しさが今回の大事件を巻き起こしたけど、どこまでも優しい故に家族を危険に巻き込んでしまってしまうのが辛い。この優しさが続編の可能性を期待させるラストに繋がるのですが、続編でもこの優しさが弱点になって大変な事になりそう。
ネットフリックスだけあって潤沢な製作費のおかげで、映像やアクションシーンなどは良かった。
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