あつぼう

LUCIFER/ルシファー<ファースト・シーズン>のあつぼうのレビュー・感想・評価

4.0
堕天使ルシファーが天使の街ロサンゼルスで高級ナイトクラブを経営してるってだけでもインパクトがあるけど、さらに殺人課の刑事と一緒に事件を捜査するって設定が面白かった。
序盤は少しスロースタートって感じで、ルシファーの魅力が伝わりにくいけど物語が進行していくにつれ、ルシファーの悪魔なりの苦悩が世間からズレていて逆に新鮮に感じた。コンビを組むクロエとの会話もコミカルで楽しめるし、自分の魅力が一切通じないクロエに対するルシファーの対応が悪魔とは思えないぐらい人間的で楽しめた。特にクロエの背中に天使の羽がないか確認するシーンは最高。
中盤以降、飛躍的に面白さが倍増していくのですが、それは脇を固める登場人物が魅力的だからでしょう。コンビを組むクロエはもちろん、個人的にはルシファーの兄で天使のアメナディエルとルシファーと一緒に地獄からやってきた美女メイズ、そしてルシファーのセラピストのリンダの3人がいい味を出していて好きです。特にアメナディエルは最初メチャクチャ嫌なキャラやったのに、なんかいい奴に思えてきてルシファーにとってこれから心強い味方になるのかな。
とりあえずシーズン6で完結しているので、最後まで付き合っていきたいと思える作品でした。
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