lalalalabomba

ギバーテイカーのlalalalabombaのレビュー・感想・評価

ギバーテイカー(2022年製作のドラマ)
3.3
学校の教師だった母親はある日娘を殺される。
殺人者は12歳の小学生。教師だった母親は離婚して刑事になるが性格が歪んでるが故警察でもういた存在になる。
24歳になった殺人者は医療少年院から出所する。

彼の周りでは殺人や様々な事件が起きる。
彼はどうやら周りの人間を操る才能に長けているようだ。
周りが見えない刑事は、猪突猛進的に捜査をして事件を反省し更生したふりをしている犯人にまんまと騙される失態を演じ、田舎のお巡りに降格される。

犯人は様々な殺人に関わっているがその動機は不明。

さて警察はこのモンスターをどうするか?

異常性格のサイコパスが犯人だったわけだが役者の演技が甘いというか緩い。韓国ドラマの「悪のここを読むもの」に登場した役者たちと比べるとただキモイだけでその奥の異常性があまり感じられなかったのは演出はもちろんだがやはり演技力の振り幅の違いを感じる。
同僚の少年課の警官が犯人の更生を信じきっているのも違和感を感じる。

狡猾なモンスターであれば共犯者に意思の弱い女の子を選ぶかなぁと思う。
犯人はなぜ人を操ることができるのかその辺りが全く描かれてないのは片手落ちと言える。

ラストはチャチな舞台劇のようで日本ではこういう描き方が定番なのか、「セブン」のようなあっと驚かせる結末を作る発想はないのかちょっとさを感じる。
主演の中谷は独断先行団体行動ができない不向きな刑事としてなかなかキャラクターに合っていた。
犯人役が弱すぎたのがこのドラマの致命症。

確かにこういう怒りと罪悪感だけで生きている人いるよなぁ
lalalalabomba

lalalalabomba