このレビューはネタバレを含みます
東日本大震災が起きたのは、わたしが中学校を卒業した春でした。🌸
そこから人生で一番と言っても過言ではない青春の高校生活が始まり、卒業後は楽しい20代を過ごして、ここまで脳みそすっからかんに生きてきたわたしは知らない知識ばかりでとても恥ずかしく落胆しました。海外の人の方が詳しいのではないかなと。でも、わたしと同じような人がきっと、少なくはないと思う。
正直原発のことをもっと勉強してから観ればよかったとは思ったけど、自分の知識のなさを痛感することになったのでこれはこれで良かったのかなと。
日本中が自分や身内の安否で頭がいっぱいいっぱいになっていた中、国の為に戦っていた人達がいたこと（正確には戦わざるを得なかった、というべきだと思う。逃げたくて仕方なかったはずなのに。）、これからも日本で生きていくなら絶対に心に留めておかなければいけないことだと思った。
戦争が起きた時代を知らない私たち世代は、子どもの頃からそれなりな大人になるまでずっと戦争についての教育が続いた。これにはそれに近い重要性があると感じた。人間が起こした文明の進化と、過ちと、その被害者と、尻拭いをした人達。今もまだ解決してないこの問題を美化する（できる）ことなく名俳優の方々と共に映像化することで、わたしと同じようにこの問題に触れることができた人がいっぱいいたはず。
でも！原発の知識がなくても、地震と津波の恐ろしさだけでも充分に伝わる作品でした。変に構えず一度観てみて、勉強し直してもう一度観るのもありだと思う。
あくまでも本筋は違うドラマシリーズだが、少し前にTBSで放送していた某地震ドラマよりかよっぽど怖いです。本当怖かった。
観る価値のある作品です
