本物の狂気ってこんなに静かなのか、、
後味残るな〜〜これ
昔シリアルキラーに興味持った時にジェフリー・ダーマーのことを知ったけど、こうやって映像で見ると現実の出来事だという事実から目を背けたくなってしまうな、、
サイコパスと呼ばれる人たちや殺人鬼たちに共感や理解ができないゆえ、現実味がない感じがしてしまうんだけど
現実世界でファンができていたり、雑誌の表紙になったり、ハロウィンの仮装で人気になったり、現場が聖地になってたり、実際にどこかフィクション扱いだったんだよね
"罪悪感がある"と言いながら想像にも耐え難いほど残酷なことをしていたのも謎が深まるところ。ジェフにとっての罪悪感ってなんだったんだろう。
苦しめないように眠らせたとかそういうことじゃないんよー、、
マンションの住民が悩まされるほどの異臭がしてたのに本人はその部屋で暮らしてるっていうのも異常性を感じざるを得ないよね
いわゆるサイコパスって家庭環境に問題があると言われるけれど、今作の家族の描写がほぼリアルならシリアルキラーと繋がってしまうほど酷すぎるとは思えなかった。
父のライオネルの手記では自分とジェフの共通点として「人が自分から離れていってしまうことへの異常な恐怖」って書いていたみたい。でも殺人を夢で見たり妄想するのと実行するのでは全然ラインが違うよね。。
劇中で本人が言ってたように「そのように生まれて来てしまった」のかなあ、それでしか納得ができない〜
背景ではいろんな差別が渦巻いていたこともよくわかる
同性愛者というだけで生きづらかったであろう90年代後半にジェフは生きていてセクシュアリティの壁があったのも想像に難くないし、ジェフの被害者になってしまった男の子たちはルックスのいい黒人かアジア人ばかりとされててルッキズムとレイシズムの塊だし、その黒人やアジア人が話すことは警官に相手にされなくてここはただ悔しかった
全エピソード通して顕著だったのはミルウォーキー警察の無能さ。
人種関係なくきちんと話を聞いて対応していれば、ジェフの車の中や部屋、逮捕歴をしっかり確認していれば、17人も犠牲者が出ることはなかったのに
グレンダの訴えを散々無視して失敗したはずの白人警官2人がなぜか表彰されるシーンは滑稽すぎて、白人至上主義の見本だと思った
匂いや音で周りの人のトラウマになる様子がリアルに想像できちゃってきつかった、、
ロス・リンチも違う作品でダーマー役やってたけど本人の顔の系統がイケメンに分類される系だったんだな〜（ロスとエヴァンは顔似てるよね）
アメホラからのこれだからエヴァンやばいやつの印象になっちゃってる！演技うまい！
