シュークリムオ

仮面ライダーBLACK SUNのシュークリムオのレビュー・感想・評価

仮面ライダーBLACK SUN(2022年製作のドラマ)
1.0
映像作品は、あえてソレを描かずに観客に想像させて含みを持たせるということができるが、今作はただただ説明不足と見せ方の下手くそさが目立った。創世王と怪人、なぜそれが差別問題に繋がり、主役二人がなぜ主役なのかも、ずっと説明不足のまま、ただただ「大人風に特撮ヒーローやりました」風だけで進んでいくドラマ。敵側も怪人の第一世代かどうか説明不足。いつも流れるあの音楽もクド過ぎで、あればっかり流れるのもシーンにメリハリがない。予算なかったんか。現在と過去の場面転換も下手くそで、見ている側に一瞬考える間ができてしまう。ドラマ撮ったことないんか。西島秀俊はあのイメージだけの西島秀俊。ただのMOZUファンか。覚醒前のライダー二人の背中の動かない脚が、すべてのリアリティを潰している。ランドセルかジェットコースターの安全バーか。物語云々以外の問題が多すぎる。これが日本の限界だとすると悲しいね。

<良かったところメモ>
キーとなる女の子の存在はおもしろかった。怪人差別に反対していた彼女が、改造されて怪人となる。このあたりはおもしろい要素だった。