ストーリーはかなり破綻というか、粗っぽいのが気になるがあくまで特撮にこだわった怪人造形、スーツアクターでできる限りをやりきってるのは
価値があるなと思った。
内容や演出も、白石監督だからこそのものかと。
全10話、正直中だるみ激しいが役者陣メインが盤石なのと繰り返しになるが怪人造形がリアルキモさ満載で目が離れず、見続けられる。
オープニングタイトル演出はオブユニバース感があって好きだった。
言ってる人多いけど、最終話のオープニングのための壮大なフリが9話まで続いてるといえばそうかもしれない。10話だけ構成が違う、お祭り感が若干出てる。
人間と怪人の共生を描くことで現実社会の差別問題を想像させており、賛否両論あるようだが日本のヒーローモノは本来こういったどちらにも寄り添いすぎないこその苦悩や葛藤を描いてきたはずなので、最後までかなり前面に差別問題や「分かりあえなさ」を出していたのは個人的には好きだった。
もう少し万人受けするようなストーリーテイストでもよかったのかもとも思うが、僕はBLACK、RXど真ん中世代なのであの作品のリブートが実現しただけでもう十分です。
