きぶんや

シュルプのきぶんやのレビュー・感想・評価

シュルプ(2022年製作のドラマ)
4.8
私の韓国ドラマの原点は「チャングム」で、いろんなドラマの中でもやっぱりチャングムを超えられるものはないってくらい大好きな作品なのですが、シュルプはそれに匹敵するくらい好きになった。

「母は強し」
まさにその言葉が似あう。

題材としては、宮廷ドラマあるある(復讐劇、家族愛、世継ぎ問題、嫁姑問題、権力争い…etc)なんだけど、+αで現代にも通ずる社会問題である多様性も定義されていて、いろいろと考えさせられる。
あとこれもいまどきっぽいなと思ったのが、正妃と4人の大君たちがご飯を囲むシーンではスマホのビデオ通話みたいな演出がされていて、昔なのにちょっと違和感を感じつつ、現代版にアレンジされていてとてもよかった。

かれこれ10年余り韓国語を趣味で学んでいるのですが、「シュルプ=傘」って聞いたことないなと思ったら古代朝鮮語なんですね。
重要な場面で傘が登場する場面も多かったけど、「母の大きな愛」が傘のように子どもたちや民(国)をも守ってくれる存在ということを込めているのかなと。

以下ちょっとしたネタバレなのかもですが、
最後に正妃が子どもの問題に駆けつけるために走っているシーンで、満面のbig smileを見せながら嬉しそうなキム・ヘス氏が可愛くて可愛くて心を掴まれました。やっぱりキムヘス姐さん大好き♡