ブギウギのフジタのネタバレレビュー・内容・結末

【2024#009】
良いところも悪いところもたくさん話したい作品でした！
（『舞い上がれ！』以来２度目）

ヒロインの弟である六郎の死が描かれる場面まではめちゃめちゃよかったんだけど、その時期をピークに個人的には熱が冷めていく一方だったな...。

盛り込まれるトピックが急に多くなったなという点と個性強めのキャラを投入し続けて物語の濃度が相対的に薄まったなと感じた点が、自身の熱量と直結しているのかも。「なんでこいつがマネージャーやってんの？」「なんで加害者が家上がりこんでんの？」みたいな疑問点がいまいち解決しない一方で話がとんとん拍子で進んでいたたので置き去り感が否めなかった。

ただ、物語後半でもいいなと感じる点はあって、それは安易に「死の問題」に逃げなかった点とか、いいところも散見された。菊地凛子演じる戦友の茨田りつ子や草彅剛が演じる羽鳥善一など、相応の年の方もそこそこいるなかで死の描写で視聴者のお涙を誘うという流れに持っていかなかったのは良かった。