フジタ

不適切にもほどがある!のフジタのネタバレレビュー・内容・結末

不適切にもほどがある!(2024年製作のドラマ)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

【2024#010】
セクハラ。パワハラ。モラハラ。
不適切な言動や慣習を”あえて”正面から描くことで昭和や令和の社会の構造を相対的に視聴者に提示するという試みは、クドカン脚本らしくてさすがだなー。社会派ドラマ一辺倒ではなく、磯村勇斗や河合優実などの実力派若手俳優や、錦戸亮・岡田将生・小泉今日子などこれまでのファン歓喜のキャスティングをしてくるあたりエンタメ性が光る。

ただ、インティマシーコーディネーターや社会学者の描写など、「茶化しが生む暴力」みたいなものも残念ながらあったので、クドカン自身が今後どのようにアップデートされていくのかは楽しみなところである。
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