さすが野木さんの脚本。沖縄の闇がこんなに深いとは。全日本国民、全アメリカ国民に観て欲しい作品だ。戦後77年、沖縄返還から50年経っても、平和には程遠い。本土の人は、基地問題よりも身近な問題で手一杯で、そこまで深く考えられない。
沖縄のおばあがウクライナとロシアについて話す台詞があるのも、ちゃんと今を反映しているなと思った。
先日観たETV特集『沖縄の夜を生きて ~基地の街と女性たち~ 』を観た時も感じたけれど、本当の闇は、特に女性の性被害(性的搾取)は当事者たちも語りたがらない故に、周りにも知られず、理解され難い。
松岡茉優と新垣結衣の対面のシーンは、見応えがあった。