あんず

六畳間のピアノマンのあんずのレビュー・感想・評価

六畳間のピアノマン(2021年製作のドラマ)
4.0
久々に良いドラマを観た✨
題名から気になっていたけど、キャストに惹かれず観ずにいた。でも、オススメという記事を読んだので観てみると、すごく良かった。

ブラック企業でパワハラを受けた若手社員が、限りなく過労死に近い交通事故死を遂げる。その若者は六畳間のピアノマンとしてネットで趣味の音楽を配信していた。
その若者と直接的、間接的に出会った人々のリンクしたストーリー。
若者の死を無駄にせず、残された人がその死を受けて生き方を考え直し、精一杯生きて行くというのが素晴らしい。

物語の組み立て方が上手いな~と思っていたら、脚本は「アンダードッグ」や「百円の恋」の足立紳だった。

圧巻は、パワハラ上司を演じた原田泰造の演技。その後、人が変わったように良い人になったと思ったら、記憶がないということで、2種類の人格を違和感なく演じ分けていてスゴいと思った。

観たら頭から「ピアノマン」が離れない。🎵誰の心にもピアノマンはいて、明日を生きる勇気を与えてくれる

直接関係ないけど、谷川俊太郎の「生きる」を彷彿とさせる、生きる希望をもらえるような作品だった。
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