にく

フェンスのにくのネタバレレビュー・内容・結末

フェンス(2023年製作のドラマ)
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このレビューはネタバレを含みます

国や地域の境だけが生み出すのではない普遍性と、沖縄で起きている問題(基地のある場所だから起きている問題)という特殊性のバランス。
実際に境(フェンス、地位協定や文化やタブー意識)はあることも描かれている。
そのバランスを取りながら日本の問題として締めくくった。全5話。どれだけの情報量。

どの視点にも立って、敬意を払って、冷静さと熱量を持っている。エンターテイメントと問題提起の両方を担うバランス力。

各話感想
2話
男はセックスするほど自由になれる。女はセックスするかを選べることが自由。
アメジョという言葉の綺絵の解釈。憧れを抱く女の子たち、侮蔑的に使う人たち。
3話
「生まれた時からそこにあって、国が変える気のないものをどんな努力で変えられる?」
ないちゃーとうちなー、男と女。不毛じゃない?この会話
出生率が高く貧困率が高い場所↔︎この島なら育てられる

松岡茉優の感性が好きです。これほど真っ直ぐに「この世界が間違ってるから正しいことができない」の台詞を放てる俳優さんがいて良かった。

宮本さんの演技や目力の強さ(芯の輝きと静の眼差し)に何度も惹き込まれた。

青木崇高、光石研、新垣結衣
比嘉奈菜子さんと吉田妙子さん


・日米地位協定
https://mainichi.jp/articles/20211216/org/00m/040/015000c
・SACO(Special Action Committee on Okinawa)
・NCIS(米海軍捜査局)
 ドラマはネイビー 犯罪捜査班
・PFOS
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