ハンスウ

いつかの君にのハンスウのレビュー・感想・評価

いつかの君に(2023年製作のドラマ)
3.8
このドラマはできるだけ集中して続けて観ていないとどんどんわからなくなるのである。どんどん、どんどん、何がどうなったんだかわからなくなっていく。加齢によりまたさらにわたしの集中力が衰えたのかもしれないが、とにかくついていくのが大変なドラマであった。(結果的についていけたような書き方をしてしまったがついていけないまま終わった……)

しかし、どうにかこうにか最後まで観てしまったが、いったい何についていくのが大変なのかというと、二つの時代に、まあ、現代と過去ですが、その二つの時代に同じ顔をした人が存在している世界ですよと。中身は別人です。ね、同じ顔をした人がいるんです。そこに中身(魂?)だけタイプスリップして同じ顔をした人に乗り移ってしまうと。主に現在の人間が過去に行きます。現在の人は社会人でハキハキとした大人ですけど過去の人は地味で引っ込み思案な高校生という、性格が正反対なのです。

台湾ドラマのリメイクだそうですが、そんな設定を使っていろいろあって、高校生がピンチにさらされたりして現在の大人女子がまた過去にタイムスリップ&乗り移りしたりっていう、そういう既出ネタの応用編をやったんでしょうね。いろいろ考えるの大変そうですね。

このヒロインをやったのがチョン・ヨビンちゃん(35歳)。この人は美人でもないしかわいくもないんだけどわたしはファンなので、とうとう最終回まで観てしまったわけなのです。

それに韓国人俳優は30代で高校生役をやるのが当たり前になってしまいましたね。そこにも興味深さがあります。キム・テリちゃん(34歳)もハン・ヒョジュちゃん(37歳)も当たり前のような顔をして高校生役ができる。おそらくこの後の世代の人たちも30過ぎても高校生役をやるのではないでしょうか。だって、これだけの先輩がやってるわけだから依頼されれば断れないでしょ。じゃあ、いつまで高校生役をやらなければならないのだろう? う〜ん、少なくとも48歳までではないでしょうか。「ムービング」でチャ・テヒョン(48歳)が高校生役やってたからね。というわけで、昨今の韓国ドラマからは、やればできるということをたくさん学びました😂
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