韓勉中

生まれ変わってもよろしくの韓勉中のレビュー・感想・評価

生まれ変わってもよろしく(2023年製作のドラマ)
3.8
「梨泰院クラス」で、主人公パク・セロイの同級生で極めてイヤな奴を演じたアン・ボヒョンと「秘密の森」で主人公ファン・シモクを慕う若手女性検事を演じたシン・ヘソンという脇役二人が主役を務めるドラマだったので視聴してみた。

元脇役コンビという偏見を持って見始めたためか、最初は妙に軽薄なドラマと思えた。特にシン・ヘソン演じるパン・ジウムが変なタイミングでフラメンコを踊り始めるシーンが何回かあり、ウケ狙いのあざとさが透けて見えてちょっと白けた。
ところがどっこい、後半になると色々話が混み入ってきて、結構楽しめた。フラメンコも全然踊らなくなった(笑)。

基本的には恋愛もので、かつ1000年という時をまたいだ話なので、「トッケビ」っぽいともいえる。そう、トッケビが好きな人ならいいかも。少しあっさり目のトッケビ。

あと、細かい例えだが、パン・ジウムの1000年に及ぶ記憶の原因の解明は「呪術廻戦 0」を想起させた。最後の最後は、米映画「天国からきたチャンピオン」もしくは日テレの「掟上今日子の備忘録」のようであった(このドラマで使われていた軽快な曲は、掟上今日子の備忘録のテーマ曲とノリが似てた)。

それにしても俳優さんは大変(すごい)ですね。アン・ボヒョンは、梨泰院クラスではあんなにイヤなヤツだったのに、この物語ではいわゆる2枚目役。ギャップありすぎです。
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