さんく

透明なゆりかごのさんくのレビュー・感想・評価

透明なゆりかご(2018年製作のドラマ)
4.4
のめり込んで観ている訳ではないのに、毎回じわじわと涙が込み上げてくる。
取り扱う話はどれもリアルで苦しいこともあるけれど、その温かさに救われた気になる優しい作品でした!

「純粋な愛があった。でもそれはずっと続くとは限らない。ゆがんだり傷つくこともあれば、形が変わってしまうこともある。でも、一瞬でも愛された証があるのなら生きていける。誰かを愛することだって。」
母子手帳の話が、私の心の奥底まで響いて離れません。

産める人と産めない人。産みたい人と産みたくない人。耀く命と透明な命。どの想いも同じような重さを抱えている。
出産だけでなく、現場に携わる主人公始め、看護師や医師の事情まで描いたことで、たくさんの命の在り方、そして一人一人の人生が表現されていました。

日本の性教育として、授業でこの作品を取り扱ってほしいな〜。
さんく

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