デヒ

ロリエ・ゴドローと、あの夜のことのデヒのレビュー・感想・評価

4.6
(後で修正します。)
2023年2月23日filmarksのプリミア試写会として1話鑑賞。

1話しか観てないが、この1話で好奇心をもたらすには充分であり、足りる時間だった。
本当に今までグザヴィエ・ドラン監督の全ての作品を観てきたが、彼の「家族に対する考察」と「家族を描き出す方式」がとても良くて、好きで、共感できる。 特に「母親という愛情の存在でありながら愛憎の存在、渇望しながらも嫌悪の存在」であることが伝わって来る。ただし、今日観た作品は母親と息子だけでなく、兄弟姉妹と自分、兄弟姉妹と母親を描き出したのが『たかが世界の終わり』の延長線のように感じられて嬉しい。本作は連続ドラマとして計5時間なので、その兄弟姉妹の関係をもう少し深く描き出したという点でとても楽しみである。
本作品はドラマの形式であるが、オープニングシーケンスから最後まで、作品の全体的な感想はまるで一つの美しい映画を観たかのような感嘆が沸き起こった。本当に傑作だ。
最初の場面、部屋の壁を見る瞬間、美術がすごいと感激した。さらに音楽はハンス·ジマーであるとは… 傑作だな。
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