『ロリエ・ゴドローと、あの夜のこと』が配信されているサービスは見つかりませんでした。
1991年、ケベック州の郊外。ラルーシュ家のジュリアン、妹のミレイユと、向かいに住むゴドロー家のロリエは仲良し3人組だった。しかし、ある夜の事件を境に3人の人生は一変。ミレイユは秘密を抱えたまま町を離れ、家族と距離を置いていた。それから約30年。母マドが危篤という連絡を受け、ミレイユが帰郷し、ジュリアンとパートナーのシャンタル、次男のドゥニ、ドラッグのリハビリ施設から出来てばかりの末っ子エリオットら家族が再び集まることに。そして、マドが残した予想外の遺言が引き金となり、葬り去られていた嘘と秘密に翻弄されることとなる。はたして“あの夜”いったい何が起きたのか―。
2019年。ラルーシュ家では、あと数日持つかという状態の老いた母マド(マドレーヌ)が、残された日々を静かに過ごしていた。そんなあるとき、マドのもとに1本の電話が。内容を聞いた直後から彼女はひどく取り乱す。いよいよ危篤となった母のもとに、長男のジュリアン、次男のドゥニ、末っ子のエリオットらラルーシュ家の子供たちが集結するが、ある人物の姿がなかった―。
1991年。ラルーシュ家のジュリアンと妹のミレイユ、向いに住むゴドロー家のロリエは家族ぐるみで仲良く暮らしている。しかし、ミレイユには眠れない夜に他人の家に忍び込むという悪癖があり、注意しても聞かない娘にマドは困り果てているのだった。ある夜ミレイユは眠れずに、今度はロリエの部屋に侵入するが、そこには予想だにしない展開が待ち受けていた―。
1992年。心臓発作で急逝した父の葬儀が執り行われる。事件後からミレイユは寄宿学校に通っていたが、問題を起こし退学になり、母親に激しい鬱憤をぶつける。2019年。シャンタルの40歳の誕生日パーティが開催されようとしている。エリオットはステファニーとの距離が近付き喜ぶ。一方、ジュリアンのもとにはバイクに乗った正体不明の男が何度も姿を現すようになり―。
1991年。ハロウィンパーティが開催され、ミレイユも久々に笑顔を見せていたのも束の間、恐ろしいことが起きる。2019年。母の葬儀の前日、ミレイユは母のお気に入りのマニキュアを塗り死化粧を完成させる。ジュリアンはシャンタルから昨夜のことに問い詰められるが、はぐらかしていた。そして通話履歴から、マドが亡くなる直前にミレイユと電話していたことに気付き―。
2019年。母の葬儀のあと、エリオットは薬物の過剰摂取で病院に運ばれる。病室には心配した家族やステファニーが集まっているが、ジュリアンの姿がない。一向に連絡のつかないジュリアンにドゥニは苛立つが、エリオットが目覚めると、交通事故を起こしてボロボロになったジュリアンがようやく病室に到着。ジュリアンはついに「あの夜」の真実を家族に告白する―
© Fred Gervais