理不尽のつるべ打ち。
1914年のフランス。ドイツと戦う前線がすぐそばにある街での女達の奮闘群像劇です。医師、娼婦、修道女、嫁。それぞれの女性が戦時下において、いろいろ秘密や苦悩を抱えて切り抜けていくのは観ていて面白いのだけど、やや視野狭窄的な、えこ贔屓的なシーンも結構あるんですね。全てはコネ?
修道女と兵士、見つめ合いすぎだろう?
いくら大事な人だからって、彼だけ救ってどうするよ?
そんな一人の証言や説得で、罪が裏返ったり赦したりするか?などなど、リアリティに欠けてちょっと白けてしまった。全編緊張感もあって面白かっただけにちょっと残念。