ほおづき

麒麟がくるのほおづきのレビュー・感想・評価

麒麟がくる(2020年製作のドラマ)
4.5
長谷川博己さん目当てで観といてなんだけど、染谷将太さん演じるメンヘラ気質な信長が、いままでの無敵、完璧、完全悪とは違ったイメージでほんとによかった。

本音はただ単純に
父親や妻やみんなに褒めてもらいたいだけで好きな人達だけがそばにいてほしいだけなんだけど、屈強なおじさん達に囲まれて常に気を張ってなきゃいけない環境でとにかく承認欲求の塊になっちゃってて、自分の思うようにならない友達や身内は全部切っちゃうし、メンヘラで疑い深いから人を試すような行動ばかりしちゃう。
そんなメンタル的に脆く何かに依存しがちな信長像が新鮮で、これが本当だったのかもって思えて凄くよかった。


あと、門脇麦さん演じるオリキャラの駒が登場するたびに荒れるツイッターに楽しませてもらった。たしかに駒が常に陰で暗躍してて、重要な局面で必ず活躍してたのは毎回笑った。

女主人公がなぜか重要人物に内通してて、そのお陰でイケメンがどんどん出世していくってのは乙女ゲーではよく見るパターンで、これなんて乙女ゲー?ってなってたw