ジャクト

だが、情熱はあるのジャクトのレビュー・感想・評価

だが、情熱はある(2023年製作のドラマ)
4.7
オードリーの若林と南海キャンディーズの山里の人生を描いたドラマ。彼らが芸人の道を志し、現在の活躍に至るまでの努力や葛藤を描いている。

二人を演じる髙橋海人と森本慎太郎の演技が抜群。見た目は全然似ていないのに、声や動きや喋り方の特徴を掴んでいることもあって自然と若林、山里に見えてくる。春日を演じた戸塚、しずちゃんを演じた富田も同じく特徴を捉えており、オードリーと南海キャンディーズの漫才のシーンは圧巻の再現度だった。

春日という個性を活かすために苦慮しながらも独自の漫才を作り上げた若林と、完璧主義であることで相方に何度も去られ、並外れた嫉妬心から苦しみに苦しみ抜いた先にしずちゃんという個性を見つけ、お笑い界を勝ち上がっていく山里。どこか身近で、しかし遠くて、元々のセンスに努力に努力を重ねて成功していく二人の物語は観ていて心が熱くなるものだった。とても面白かったです。

作中にも出てくる、二人がコンビを組んだ「たりないふたり」という番組も本当に面白いのでおすすめ。
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