ジャクトさんの映画レビュー・感想・評価

ジャクト

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必殺! 恐竜神父(2018年製作の映画)

4.5

さらばのYouTubeで知って視聴。ものすごく面白い。これぞ愛すべきバカ映画。思わず笑ってしまうシーンが数多くあった。

説明不足な物語に、まったく伏線になっていない伏線。恐竜のチャチすぎる造形に、バ
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あんのこと(2023年製作の映画)

4.6

毒親である母親に虐待され、売春を強要されていた主人公の杏は覚醒剤を使用した罪で逮捕される。しかし、そこで出会った刑事の多々羅に更生への道筋を作ってもらったことで人生が少しずつ好転しはじめ、新たな人生を>>続きを読む

オットーという男(2022年製作の映画)

4.3

オットーは頑固で偏屈かつ、真面目で正義感の強い老人。曲がったことが許せず、ルールを破る人間を躊躇なく叱りつけるため、一部の人間からは厄介な老人として敬遠されている。そんなオットーだが、愛する妻に先立た>>続きを読む

ボーはおそれている(2023年製作の映画)

4.5

何かしらの神経症を患っているであろう主人公、ボーは遠くに住んでいる母親が怪死したことを知り、葬儀に参列するために母の家へと向かうことを決める。しかし、道中のボーには予期せぬ多くの困難が降りかかり、順調>>続きを読む

(2023年製作の映画)

4.0

エンタメ満載の映画、という感じだったが、不思議とあまり記憶には残らず。ただ、本能寺の変という題材をエンタメに変えるのは流石だと感じた。あと武の秀吉、似合わんなあと終始思っていた。

ベイビーわるきゅーれ 2ベイビー(2023年製作の映画)

4.6

忘れていたジムの会費を支払いに向かった銀行で、任務外にも関わらず銀行強盗を成敗してしまったことで所属する組織から謹慎処分を食らったまひろとちさと。貯金もなくなり、苦手なバイトを行って生活費を稼ぐなど悪>>続きを読む

べイビーわるきゅーれ(2021年製作の映画)

4.5

女子高校生であり、殺し屋でもあるまひろとちさとは、高校卒業を機に所属する団体から社会人としての自立を求められ、ルームシェアでの二人きりの生活をはじめる。殺し以外に特技を持たない社会不適合者の二人はバイ>>続きを読む

ビリーバーズ(2022年製作の映画)

4.3

「ニコニコ人生センター」なる新興宗教団体に入信しているオペレーター、議長と名乗る男性二人、副議長と呼ばれる女性一人は無人島にて共同生活を営み、指定されたプログラムをこなして「安住の地」へと赴けるよう日>>続きを読む

アメリカン・フィクション(2023年製作の映画)

4.2

貧困やドラッグといった、黒人を主役としたステレオタイプな作品が蔓延していることに不満を持つ、売れない小説家のモンク。ある日、なかば当て付けのようにステレオタイプな黒人小説を別名義で執筆し、出版社に見せ>>続きを読む

ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

4.6

戦争物とゴジラの組み合わせがバッチリとはまった印象。

ゴジラが「恐怖の対象」として存在感たっぷりに描かれており、日本をどうやって守るか、ゴジラをどう打ち破るかに尽力する人々の努力と絆が表現されていて
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超高速!参勤交代(2014年製作の映画)

3.9

タイトル通り、超高速での参勤交代を遂行するというストーリーには面白味が感じられたものの、登場人物のキャラクター姓やストーリー全般は相当にベタで、良い話あり、ギャグあり、スカッとする結末ありと映画として>>続きを読む

十二人の怒れる男(1957年製作の映画)

4.8

一人の青年が殺人罪で逮捕された。十二人の陪審員たちは青年が有罪か、無罪かを判断すべく、密室にて熱く議論を交わしていく……というストーリー。

一室から舞台が動かない、いわゆるワンシチュエーションものの
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殿、利息でござる!(2016年製作の映画)

4.3

仙台藩の宿場町である吉岡宿では、お上に課される重税に苦しむ庶民の破産と夜逃げが相次いでいた。そうした苦境を脱するために登場人物たちの考えた秘策が、藩に金を貸し、その利息で重税による負担を軽くしようとい>>続きを読む

パルプ・フィクション(1994年製作の映画)

4.4

コンビを組むギャングのヴィンセントとジュールズ、ギャングのボスの妻であるミア、ファミレスにて強盗を企てるカップルに、八百長を指示されたボクサー。様々な人物の思惑や行動が入り乱れ、絡み合っていく作品。>>続きを読む

ミナリ(2020年製作の映画)

4.1

アメリカにおいて農業で一旗揚げることを夢見る韓国系移民のジェイコブは、家族とともに田舎に引っ越し、ボロボロのトレーラーハウスにて生活を始める。生活に対する妻の不満や不安、息子の心臓の病などもあって先行>>続きを読む

トレマーズ(1990年製作の映画)

4.1

アメリカの小さな町に突如として出現した、地中に潜む謎の怪物。怪物による死亡事件が多発する中、人々は身を守るための戦いに挑む……といったストーリー。

B級感のあるモンスターパニックものながら、ユーモア
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アングスト/不安(1983年製作の映画)

4.0

オーストラリアで1週間で上映打ち切り、ヨーロッパ各国でも上映禁止……という前情報を頭に入れてから観ると、それほどでもないのでは?という印象を抱く。

ただ、サイコホラーとしては独自の色味を持った作品で
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サンセット大通り(1950年製作の映画)

4.6

B級の脚本家であるジョーは借金取りに追われ、逃亡する最中に郊外にひっそりと佇む大豪邸を見つける。そこに住んでいたのはノーマ・デズモンドというハリウッドの往年の大女優で、ノーマが構想する大作映画の脚本を>>続きを読む

パーマネント野ばら(2010年製作の映画)

4.1

海辺の田舎の町にある美容院、パーマネント野ばら。町に住む女性たちが集い、ざっくばらんに語り合う場と化しているこの美容院に、娘のなおこが離婚して子供を連れて戻ってきていた。日々を過ごしながら、地元に住む>>続きを読む

楽園追放 - Expelled from Paradise -(2014年製作の映画)

4.2

地球が壊滅的な被害を受け、容易に住めない星と化した西暦2400年。大半の人類は肉体を捨て、ディーバという電脳空間に移り住んでいた。そのディーバにおいて捜査官を務めるアンジェラは、ディーバに攻撃を加える>>続きを読む

かがみの孤城(2022年製作の映画)

4.2

原作既読。大好きな本だったので、映画をとても楽しみにしていた。

2時間という制約もあってか、個人的に好きだったシーンがわりとあっさり描かれている部分はあったが、全体的には非常によくまとまっていて満足
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戦慄怪奇ファイル コワすぎ!最終章(2015年製作の映画)

4.5

コワすぎ!シリーズを完走した上での感想。派手で真剣で、それでいて馬鹿馬鹿しく、B級らしく、工藤や市川といったキャラクターのことが好きになる素晴らしいホラーシリーズだった。

口裂け女やこっくりさんとい
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ブルー・マインド(2017年製作の映画)

3.8

両親の都合で見知らぬ街へと引っ越してきた15歳の少女、ミア。慣れない環境への不安や心身ともに不安定な年齢であることから両親に当たってしまうなど、新たな場所において順風とは言えない生活を過ごしていた。>>続きを読む

オカルトの森へようこそ THE MOVIE(2022年製作の映画)

4.3

白石監督節が存分に炸裂している映画だと感じた。ホラー要素のなかに垣間見られるコメディチックな雰囲気や台詞、B級っぽさをあえて演出しているであろう作風、その案配の巧みさは「カルト」や「オカルト」同様に好>>続きを読む

コーダ あいのうた(2021年製作の映画)

4.6

両親と兄が聾唖者である家族のなかで唯一の聴者である高校生のルビーは、幼い頃から周囲と家族の橋渡し役をこなしていた。午前3時に起きて家業である漁業を手伝い、魚の売却などの交渉の際には手話にて通訳を行い、>>続きを読む

ゲット・アウト(2017年製作の映画)

4.5

黒人の主人公が白人の彼女の実家に招待され、歓迎を受けるも、どこか言い知れぬ違和感を覚えはじめる……といった作品。

免許証や鹿の遺体、フラッシュなど様々な伏線と見事な回収。絶妙な気持ち悪さを感じさせる
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きさらぎ駅(2022年製作の映画)

3.8

映像のチープさなど、低予算な印象は全面にありつつも、創作怪談のきさらぎ駅を下敷きにしたストーリーや、一人称のゲームのような演出が普通に楽しめる作品だった。意外性のある展開もあり、ホラーとして良い映画だ>>続きを読む

西部戦線異状なし(2022年製作の映画)

4.5

第一次世界大戦が舞台。若きドイツ人兵士のパウルが、絶望と苦悩に満ちた戦場で生き長らえるために奮闘する様が描かれている。

まず、映像が素晴らしい。銃撃や大勢の歩兵の突撃など戦争映画らしい迫力があるのは
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クレイマー、クレイマー(1979年製作の映画)

4.3

主人公は家庭を顧みないビジネスマン。ある日、そんな夫に不満が爆発した妻が家を飛び出し、後には主人公と7歳の息子だけが残される。主人公は息子の不慣れな世話を始めるが……といった内容。

ダスティン・ホフ
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スクール・フォー・グッド・アンド・イービル(2022年製作の映画)

3.5

物語における善と悪を中心に描いた作品。

いかにもお姫様なキャラクターが悪側の魔女に配置されたり、善側に自己中心的な側面があることを作中で指摘していたりと、童話の定石を崩そうとしているのはよく分かった
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2分の1の魔法(2020年製作の映画)

4.5

兄のキャラクターや中盤のピンチの作り方など、多少の強引さはあったように思うが、最後はしっかりと泣ける作品になっていたのは流石のピクサーだなと感じた。

兄弟愛や家族愛、主人公の成長要素が詰めこまれた王
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レミーのおいしいレストラン(2007年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

ネズミのレミーが天才的な嗅覚と味覚を活かしてシェフになる物語。成り上がり要素あり、恋愛模様あり、敵対する人物との対決ありと盛りだくさんな内容で、映像の綺麗さもあってとても楽しい映画だった。

シェフと
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インサイド・ヘッド(2015年製作の映画)

4.5

人間の感情にキャラクター性を与え、性格を形作る要素をわかりやすく具現化した作品。主人公である女の子に起きている出来事自体はさほど劇的なものではないのだけど、ヨロコビやカナシミといった感情たちが実際にキ>>続きを読む

ソウルフル・ワールド(2020年製作の映画)

4.2

「きらめき、それ自体が生きる意味とは限らない。きらめきはどこにでも存在し、それに気づけるかどうかだ」というメッセージが込められていたように思う。

綺麗事かもしれないけど、そのことに気づけるだけで人生
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ドント・ルック・アップ(2021年製作の映画)

4.2

人類滅亡の危機にも関わらず、隕石を会社の利益のために利用しようとする人間は出てくるわ、隕石の衝突を必死に訴える大学院生を民衆はSNSでバカにするわと、今際の時にも人類は一枚岩にならないのね……なんてい>>続きを読む

四畳半タイムマシンブルース(2022年製作の映画)

4.5

独自の世界観に愉快なキャラクター、独特な台詞回し。四畳半シリーズが帰ってきたなという印象。

若干ややこしいタイムパラドクスの部分も「私」がしっかり説明してくれるのですんなりと理解でき、物語が収束して
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