いて座

日曜の夜ぐらいは...のいて座のネタバレレビュー・内容・結末

日曜の夜ぐらいは...(2023年製作のドラマ)
4.4

このレビューはネタバレを含みます

こういうありふれた環境や人間関係に悩みを持つキャラクターをメインに、ラジオのイベントで出会った3人が宝くじが当たったことでその後の人生を変えていくサクセスストーリーが描かれていて、いろんなところで縁を感じるほっこりドラマだった。
エンディングの3人が笑顔ではしゃいでたり走って立ち向かっていったりするのが回を重ねる毎にジーンときちゃう。Mrs. GREEN APPLEの主題歌元気出るめちゃ好き。

サチは代理で来たから「おだいりさま」ってあだ名つけられるの笑った。最初は乗り気じゃないし私なんかって感じだったけど、徐々にケンタやわぶちゃんと打ち解けていってる様子を見て2人が本来のサチを取り戻してくれたのかなって。連絡来なくなるのが嫌だから交換しないって言ってしまうのすごいなと思ったし、それはそれで寂しそうなのを見てるのはあれだったけど宝くじがまた3人を出会わせてくれたのエモかった。
仕事が忙しくてカフェの手伝いになかなか行けないってなった時に一人一人に伝言してて、周りの人のことはよく見てるんだなって思ったし、サチはなんでも言葉にしてくれるけどそれが嫌なものに感じないんだよね。

ケンタは見た目なのか職業なのかどこか男っぽいけど一番女の子だなって思った。素直だけど度胸はあって、いつもヘラヘラしてるんだけどその裏では何か抱えてるのかなっていうのがよぎる瞬間多くて、でもサチやわぶちゃんと出会ってからはそれが素なんだって見れるようになったし、最後あの賢いケンタとは関係に何かしら進展あったのか気になりすぎる。家族とうまくいってなくてその代わりに邦子さんのことをお母さんと思ってもいいってサチが言ってくれて、血の繋がりはないけどケンタにとって家族みたいな存在が出来た瞬間だなと思って8話のシーンは印象的。

わぶちゃんが会社を辞めるシーンで今までの不満をぶちまけるシーン見てるこっちもすかっとするね。呪いが解ける条件が「いいちくわぶを作り続けろ」なのわぶちゃんの優しさが見えてるたけどたまに毒のようなところあるのギャップすぎて。
母親のせいで娘のわぶちゃんにまで良くない印象持たれるのあの規模感がなんか田舎だな〜って感じたけど、いつも小綺麗な格好で都会感ある母親が逆に浮いて見えたの良かった。でもわぶちゃん考案のメニューを最初に注文したのがお母さんで、わぶちゃんとの思考回路が似てる親子だなって思ってあのシーンは泣いちゃった。
ばあばが2つ結びてるの可愛い。しかも輪ゴムなのもっと可愛い。
娘対策で買ったスタンガンがちゃんとした場で(?)使われる機会があったのが良かった。
包丁隠す娘も娘だけど、引越し先の住所ほんとに教えてしまうのかと思ったらあれだからこの家族めちゃおもろいな。

みねくんが岡山天音なのがまずいい。いかにもラジオ好きそうな見た目とおっとりとした雰囲気が好きで、あの3人によくいじられてたけど信頼はされていて、不思議な関係性でありながらもみねくんがいたから集まれた感じもあるからいてくれて良かった。キーパーソンすぎる。藤子さんとのみねふじこも面白い。
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