このレビューはネタバレを含みます
第1話を観たところでデヴィッド・クローネンバーグ監督の同名映画のリメイクと知る。
オリジナルは未見だけれど、監督の作風からあのグロさと不気味さに納得。
ドラマでは主役である双子の性別が女性に変更されているけれど、女性性を全面に押し出している印象はそこまでなく双子の絆(まさに戦慄の)を主として描いている。
2人で1人というようなエリオットとビヴァリーの関係性をずっと描いていたのに、それに反するようなラストにはモヤっとした。
何よりビヴァリーへの深い愛情から双子を見分けられるはずのジェネヴィーヴが、1番重要な局面でエリオットの入れ替わりに気がつかないことは腑に落ちない。
直視できないシーンも多く気軽に勧められるタイプの作品ではないけれど、レイチェル・ワイズのずば抜けた演技力は一見の価値がある。