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VIVANTのgockのレビュー・感想・評価

VIVANT(2023年製作のドラマ)
2.5
福澤克雄による、映画以上の制作費をかけた日本の中年男性のなろうドラマこと日曜劇場。その最新作が完結
TV持ってないのでTVerで観てた
時間をたっぷり使った最初の数話に比べて最後の数話は凄く駆け足で最終話は更に駆け足だった
最終的にはタイトル通り”別班”である主人公の乃木憂助が世界の中心となり、日本スゴイ!って感じの変な雰囲気のドラマになって終わったのでガッカリした
序盤の仲良し4人組の脱出編の時が面白かった

野崎やベキやノコルやドラムやチンギス……などの個々の意志を持っていたキャラたちも最終的には主人公・乃木憂助を際立たせるだけに行動する駒になり、あと最初は只者ではなくて魅力的な女性だった二階堂ふみも最終的には乃木の帰りを待つだけの、半沢直樹の妻と同レベルのクソしょうもない待つ女キャラになって終わったのは残念だった
そういう感じで最終話で一気にどうでもよくなったが、それでも毎週楽しみに観る日本ドラマなんて久々だったし最終話までは面白かったので良かったです
乃木にやっつけられるためだけにこの世に生まれてきたノコルの親友の、半沢直樹キャラっぽい悔しがりとか見てたら「あ、そういえばこれ民放の日本ドラマの日曜劇場だった」と思い出した。しかし言い換えれば最終話までは、それを忘れて海外ドラマと同じかそれ以上に面白いと思って観てたという事だし、面白い事は間違いなかった。
「色んな要素あって面白いけど結局このドラマの芯って何なんだろ?」と思いながら観てたけど、最後まで観たらこれは「幼い頃に時が止まったままの乃木が愛を知って、ようやく歩みだす物語」かな?と、個人的にそう思った。

ブログに感想書きました
https://gock221b.hatenablog.com/entry/2023/09/21/195726
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