このレビューはネタバレを含みます
完走。
私史上最愛の女性同士のカップルのシリーズの結末は酷く平凡で、大胆で型破りで最高にクィアな作品に相応しくなく失望したし到底受け入れられない…。
傷心の今はただ、魅力に溢れ刺激的なキャラを作り上げたサンドラ・オーとジョディ・カマーに感謝。
イヴのおかげで光を見出したヴィラネルと、ヴィラネルによって闇と向き合ったイヴ、自分を知りお互いを振り回し傷付けても構わず一緒にいたいと思える関係を築いた2人。
ハッピーエンドが訪れないことは解ってたけど、想像を超えて欲しかった。
死による永遠の愛より激情が渦巻く2人の世界を生きてもらいたい。
S3のロマンチックな幕切れの方がまだ良かった。
サンドラ・オー大好きなので、人間味があり常にユーモラスなイヴがヴィラネル寄りな姿に変わったのは嬉しい。
映像美も健在だけど、肝心の色鮮やかなファッションが物足りず。
やっぱり輝いてたS1と2がピーク。
放置された謎もあるものの、怒りと悲しみでスピンオフを楽しみにするのは無理。
キャロリン役フィオナ・ショウが「役者は物語を運ぶ船、終着点は私には決められない、彼女は私の中で生き続ける」と言っていたように、私の中でも運命の2人は共にクズ男や邪魔者を成敗する必殺カップルとして永遠に暗躍してる事にしよう…。