全体的に面白かったんだけど、最後の終わり方がスッキリしないので少し残念に感じた。

もっと復讐劇というか、バトルシーンがもっと見たかったのが正直な感想。

悪役はどうした？って感じの終わりでした...。

終盤にかけてどんどん面白くなっていき、伏線の回収の仕方やカメラワーク映像は韓国ドラマらしい描き方で見事でした。

両親を幼い頃に亡くしたジアンちゃん。そんなジアンちゃんにとって唯一の肉親である叔父さんが自殺したと警察から連絡があり、久しぶりに叔父の家に帰ってきところを謎の暗殺集団に命を狙われるっていう話。

1話目冒頭いきなり命を狙われているところから始まり、誰が味方で誰が敵なのか？そもそも叔父はいったい何者なのか？っていう『？』だらけの状態で、そこから『叔父とジアンの過去』と『現在』の反復で『？』を回収していくっていうストーリー展開。

話が進むにつれ徐々に物語の全貌が見えてくるっていうプロットになっており過去と現在が繋がっていく様がとにかく気持ちいい。アクションシーンも見応え抜群で最後まで無駄のないドラマになってました。

そして何より叔父さん役のイ・ドンウクがイケメンすぎる😍覚えたぞイ・ドンウク❗️

「The Witch／魔女」 ✕ 「ジョン・ウィック」

「キャシアン・アンドー シーズン2」を見るためにディズニープラスを再契約したものの、、さすがにそれだけ見るというのももったいなくて、なにか面白いコンテンツある？ということで教えてもらったドラマシリーズ。

なんとなくB級感がただようジャケ写で、一話だけは見てみようかなと見始めたのですが、一気に引き込まれ、途中でやめられなくなってしまった、超ハイクオリティな韓国アクションドラマでした。


■ 見事な脚本
一話目、いきなりクライマックスのような怒涛のアクション。

広大な空き地にぽつんと建つ一軒家。そこに住む大学生のジアンは、遠方からライフルで狙われていた。
少しでも動いたら確実に狙撃される、そんな凄まじい緊迫感のシーンからドラマはスタート。

よく見ると、室内のリビングには同い年ぐらいの男性と、若い女性が一人。いずれも狙撃手から狙われており、逃れるために物陰に隠れているものの、よく見ると既に女性は手傷を負っているようだ。

『このままでは殺られる』
決死の覚悟でリビングのソファーに隠れたジアンだったが、なぜかソファーの下には高性能のライフルが隠されていた。。『これは一体何？』

そんなオープニングから始まった第一話は、その後一旦、十数年間を遡った過去に。

一体、冒頭で描かれていた狙撃シーンは何だったのか。
見ているこちらにとっては謎だらけの展開のなか、全8話でそれらの伏線を少しずつ回収していき、最終話で全てのピースが埋まって完結する。そんな、見事な脚本でした。


■ 見事なアクション
両親を失ったジアン（キム・ヘジュン）を、親代わりに育ててくれた叔父のジンマン（イ・ドンウク）

『俺はお前の親ではない』と、ジアンを独り立ちできるように厳しく育てるジンマンにはどこか影があり、なぜか常に命を狙われている。しかし、襲撃されても、マシーンのように冷静に対処し、無敵の強さを誇るジンマン。

そんな無敵の強さのジンマンと、姪のジアンだったが、徐々に追い詰められていく。そして、ドラマの終盤、ついに第一話に追いついたストーリーでは、殺人ドローンから、犬型のロボット兵器まで登場し、火薬の煙が充満する大混乱の展開に。

ドラマでは、ナイフ主体の軍隊式の格闘からタイのムエタイなどの肉体格闘、そして、ガンマニアもうなるほどの重火器の数々が登場。とにかく多種多様で飽きないアクションシーンの数々に魅了されました。


■ 『殺し屋たちの店』
殺し屋たちによって包囲されたジアンたちは、様々な手段で立ち向かい、自宅に籠城する。

そもそも、なぜ荒野に建つ一軒家は、そんな重火器で攻撃されても陥落せず、ジアンたちは戦い続ける事ができるのか。

・・そう、そこは、殺し屋たちに対して武器を売っている、『殺し屋たちの店』 。襲撃に対して周到に準備された、要塞だったのです。
ということで、詳細は是非、本編で。


■ ドラマについて
本作は、タイトル「殺し屋たちの店」が示す通り、家そのものが一人の登場人物であるかのようでしたが、イ・ドンウクの神がかったイケメンぶりも印象に残る作品。

全体の雰囲気は、同じ韓国の映画で、女の子が健気に戦う「WITCH／魔女」のようでもありました。

そして、一見、高級服の仕立て屋のように見える奥には武器庫がある「キングスマン」や、ホテル・コンチネンタルのフロント奥に世界中の武器が取り揃えられている「ジョン・ウィック」の雰囲気も。

”殺し屋”が職業化され、清掃屋まで商業化されているところは、「ベイビーわるきゅーれ」っぽいですが、アクションはシリアスで、殺しのシーンもそこそこグロいです。

そんな、韓国アクションドラマ。好きな人にはたまらない内容なのではないでしょうか（もちろん自分含む）

シーズン2も前向きに検討されてるとのことで、これも楽しみです。