すみ

最高の教師 1年後、私は生徒に■されたのすみのネタバレレビュー・内容・結末

3.6

このレビューはネタバレを含みます

味といえばそれまでなのだけど、伝えたいメッセージが強すぎて、少しだけくどく感じてしまうことがあった。
視聴者に感じてもらうではなく、はっきりと言葉で伝えることを意図していると思うので、これは好みだと思う。

5.6話くらいまでは個々の生徒が抱える問題にテーマ性があり、とても分かりやすかったように思う。だからか、それに伴う生徒の悩みや心境の変化にも納得感があった。
しかし、鵜久森さんが亡くなったあたりから展開が強引?というか、展開に合わせて登場人物が動いているような印象を抱いてしまって、個人的には入り込めなくなってしまった。(単純に共感できなかっただけかな)
なにより、最終回の犯人の動機が腹落ちするほど理解できなかった。
自分に諦めてしまって絶望する心はなんとなく理解できるのだけど、先生を殺す動機がいまいち掴みきれなかった。これは読解力の問題かもしれないのでもう一回みたい。
ただ、サイコパス寄りの設定なら最後までそれを貫いてほしかったし、心が動く描写を入れるならもう少し彼の過去や心情を掘り下げて欲しかった。
だけど、現実では人の心の機微は綺麗に理解できないのが当たり前だから、これでよかったのかも?

久しぶりの王道学園ドラマで、若手の俳優さん達をたくさん知ることができてトータルでは楽しめました。
松岡茉優の淡々としたお芝居もすごく好きだった。
2話、3話がとてもグッときた。
すみ

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