3、4年にいっぺんはその時代の10代の若手有力俳優が今の同世代に想いを伝える作品が出るが、今作もその一つ。
菅田将暉がやっていた4年前の「3年A組」でも思ったが、その時代の中高校生がかかえている問題がわかって勉強にもなる。
これを観た学生は、今後の人生でこのエピソードに近いことがあった時に、ふとこのドラマを思い出すんだろな。
自分の時は、「3年B組金八先生」第7シリーズで、覚醒剤で壊れていく生徒・丸山しゅうを見て、絶対に覚醒剤だけはやらないと誓ったもの。
「世界がモノクロにしか見えない状態」に生きる先生や生徒。
生まれた時からSNSがあって、情報に溢れた世界の中で、自分は世界に染まれてないって高校生で感じちゃうんだな。。
人生に色がない。って辛いよな。
タイムループの設定としては緩いし、生徒もみんな素直すぎるし、色々タイミング良すぎて現実ではあり得ないことが多すぎるけど、ドラマとしてメッセージを伝える上では仕方ないのかなと思う。
今のこの時代で、本当の絶望や、救いのない重いラストを作ってもみんな疲れるだけやもんね。
でも、「3年B組金八先生」第7シリーズは、今の学生にも見てほしいな。
最終回は本当に洪水のようにビシャビシャに泣けるから。。
今でも必要なメッセージが絶対あるはず。
Uネクストで観れるよ。