このレビューはネタバレを含みます
音楽のせいか一時期の岩井俊二を思わせるような繊細な作風で初回は良好。
ちょっとコミカルさがあるのもいい。視聴継続。
正直10年引きこもっていたら飯豊まりえのままではいられないとは思うけど…。
視聴完了。
個人的には今期で一番よかった作品。
すいの自立を描くかと思いきや公文の孤独な魂を救う作品だった。
すいのパートには若干のコミカルさもあったが公文や蕾の優しさゆえに負ってしまった孤独と絶望が繊細に描かれていた。
公文の絶望感はマザーグースを暗唱した部分によく表れていたように思う。
主役の飯豊まりえはチャーミングな好演。
でも溝端淳平のいつもの印象と違う繊細な演技が特に心に残った。
脚本の野島伸司にはえぐみの強い印象が強かったが今作は優しさに満ちた爽やかな印象。