杉浦直樹の笑い声

やる気満々の杉浦直樹の笑い声のレビュー・感想・評価

やる気満々(1979年製作のドラマ)
3.0
古谷一行、細川俊之、川谷拓三の3人が居候同居し、それぞれの仕事における葛藤をメインに繰り広げられる人間模様。
3人の群像劇、あだ名があるという設定は「俺たちの旅」に通じるが、こちらは既にベテラン社会人の世代となる。

スポーツ新聞記者のセコハン(古谷)、不動産会社の詩人(細川)、水道局のロクジさん(川谷)
3人は同郷尾道出身、川谷の叔父(三橋達也)の高級マンションに無断で2人が居候する。
お隣が学生時代の担任の先生(山岡久乃)で会うたび説教されるなどなかなかおもしろい展開となる。

中年男のそれぞれの生き方、価値観をもとにストーリー展開され、ファミリードラマっぽいが、人間ドラマといったほうが良いかもしれない。
OP曲は前期はインスト、後期はニールダイアモンドとなる。

水道局勤務だと、現場仕事は今では外注の下請け業者(二次受け、三次受け)が行うと思われるが、本作では川谷氏は公務員の元受けの設定のもよう。橋爪功が上司だったような。。

古き良き、70年代高度経済成長期を支えてきたロマンスを交えた男たちの物語。

今や、3人とも鬼籍の人となってしまった。

しかし、自分自身ここまで覚えているとは思わなかった。。。
杉浦直樹の笑い声

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