杉浦直樹の笑い声

特捜最前線の杉浦直樹の笑い声のレビュー・感想・評価

特捜最前線(1977年製作のドラマ)
3.5
刑事ドラマの人間ドラマ。
同じ東映ドラマだからなのかなんとなくGメン'75あたりと同じ作り、雰囲気を感じる。
刑事ドラマの人間ドラマ、で好きなジャンルではあるが、くさい展開やツッコミどころ満載だが、特捜最前線たる浪花節的な様式美を見事に確立している。
同じ人間ドラマの「大都会 闘いの日々」とは趣きが異なる。

神代課長の娘が殺されたのは、爺さん婆さんの身勝手な振る舞いと自己責任もあるが、人質となった時点で即射殺すべき。
あの場面で、射殺できるチャンスは何度もあったはず。
特命班が何人もいながら、眼の前で犯人に撃たれうえ逃げられてしまう失態はないだろう。
たぶん特命課いちばんの汚点だと思う。
拳銃はまさにこの時使うためにあるのだ!
爺さんは、婆さん殺され、神代の娘さん殺され、本人もビルから転落しそうになり死にかけたにも関わらず、何事もなかったかのような飄々とした行動が理解できない。
ボケちゃってるのかな。。。

「ナーンチャッテおじさんがいた!」は、脚本、西田敏行、今福将雄の名演など名作だと思う。ぷっくりほっぺのカツラくんがかわいかった。

キャラクターとしては、船村刑事は味があって実に良い。
「大都会」の丸山刑事と話をさせてみたいものだ。
杉浦直樹の笑い声

杉浦直樹の笑い声