どんとこい侍

夏目漱石の妻のどんとこい侍のネタバレレビュー・内容・結末

夏目漱石の妻(2016年製作のドラマ)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

2023年8月、時代劇専門チャンネルで視聴。
エンドロールが凝ってて良い。基本明るい感じで進むから緩急ついてて見やすい。現実はもっと悲惨だったんじゃないかとさえ思えた。

賢い著名人でも「お金あったら働かずに好きな事して遊んで暮らせる」なんて思うことあるんだ?親近感湧いた笑

夏目漱石側の身内、ゲスしかいない。愛情とは何たるかを知らない環境で育ったのに、「家族」だと思って1ミリも恩のない父に毎月10円送ってたのすごい。(検索したところ当時の1円=2万)
一方鏡子側の落ちぶれた父の姿も切ない…が!400円!当時庶民の給与2年分!自転車2台分!夏目漱石かなり心身不安定な状況でも、冷静に考えて最善を尽くしてくれることもあるんだな…

病気だと割り切ってるから、次々と子供が生まれるのかな。神経質DV気味の亭主関白vsお嬢様育ちで物怖じせず文句が言える妻。お互いのことが大切で弱い部分はさらけ出して助け合ってきたし、どこか似た者同士で同じ痛みを共有してるのかもしれないなと思った。