なんとなく観始めたが、なかなか面白かった。DARKを連想するような内容で、全ての謎が繋がっていく5話以降から一気に面白くなっていった。歴史はループしているという世界観の話はいつも頭がこんがらがってくるけど、パズルのピースがハマった時のワクワク感は半端ない。伏線の回収も丁寧で、ほとんどの疑問点は解消されたのではないだろうか。ラストの解釈は、世にも奇妙な物語風、ドラえもん夢幻三剣士のラスト風なすこし不思議な余韻を残していてまた良かった。（ちょっとモヤモヤもあるが）
個人的には、悪役を力で倒したりするのではなく、悪役の中にあるずっと消えない罪悪感に気づかせて贖罪の道に進み、愛されなさに苦しんできた彼自身を救うことが、世界を救うことになったというセカイ系的でもあるような優しい解決プランがとても気に入った。悪いことをした奴を力でねじ伏せるのではなく、痛みや苦しみを理解して救済することで悪の根を断つ、これが現実世界でできていれば、今の世界で起きている悲劇はないだろうに。
