大学いもの皮

ボディガードー守るべきものーの大学いもの皮のレビュー・感想・評価

4.0
「ラインオブデューティ」の製作陣ということで興味を惹かれ視聴。
国家陰謀ものということで、次から次へと陰謀が展開され先が気になる作りであるし、そのための演出や撮影において終始緊張感のある画は作れていたと思う。さらには社会問題への言及としてイギリス政治への自己批判的な部分も含まれていた。物語として描きたいことは分かるし、エンタメとしての要素もちゃんとあったので、その辺りは上手いバランス感覚だったと思う。
ただ、主人公ディビッド・バッドのキャラ造形がイマイチピンとこなかった。あれほど憎んでいたはずのジュリアへの気持ちの転換には、最後までノイズとなってしまった。軍人として使い捨てにされた過去と向き合い現在の家族のため私情を捨てて任務を果たす、なら分かるが、欲深いおばさんの性的欲求に応えていたらしまいには自分も愛するようになり、でも妻と子どもも愛してるってなんやねん、それ🤭軍人時代の同期で理解者でもあった人物が命をかけて伝えたかったことも何も響いておらず、とにかく自分にとって憎い相手であっても寝たら自分の信念もなくなり好きになっちゃうというのはかなり気持ち悪かった。
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