クラリス

ユーミンストーリーズのクラリスのレビュー・感想・評価

ユーミンストーリーズ(2024年製作のドラマ)
3.4
私はユーミンの歌の中だと『DESTINY』が一番好きなんだけど、同年代でこの曲を知ってる人に出会ったことないのが寂しい。

私がユーミン、ひいては昭和歌謡を好きなのは、歌詞が具体的だからだ。
そして、King GnuやYOASOBIなど令和の曲になかなかハマれないのは、歌詞が抽象的すぎていまいちイメージが膨らまないから。

ユーミンの『恋人がサンタクロース』なんて近所のお姉さんと主人公の会話をそのまま歌詞に書き起こしてるし、『DESTINY』では“ホコリだらけの車に指で書いた“ “緑のクウペ“ “安いサンダル“ってワードで歌詞の情景がありありと目に浮かぶ。
だから感情移入できて好きなの。

『まちぶせ』だって歌詞がオシャレで最高だし、カラオケで歌うとちょっといい女になったような気分になれる。
私と同世代の20代の子たちにも、もっとユーミンの曲や昭和歌謡を聴いて欲しいな。そういう意味では、こういったドラマをやるのは有意義なことなのかな。


以下ドラマの感想。


『青春のリグレット』
しんどい…夏帆と金子大地の別れのシーンが見てて本当にしんどかった。どうしてヒトは、自分のことを大切にしてくれる相手を好きになれないんだろうか?これは私が28年間ずっと直面している問題でもある。
“結婚はゴールじゃない“ってよく聞くけど、本当に結婚してても相手に冷められてしまったらもう終わりなんだな。付き合ってる最中は「今の彼にずっと好きでいてもらってプロポーズしてもらうこと」を目標に頑張ってるけど、籍を入れてもなお好きでい続けてもらえるように努力し続けなきゃいけないのか…果てしないな…

『春よ、来い』はキャストがとてつもなく豪華だし良い話だったし、宮崎あおいと岡山天音の雰囲気がスゴく合っていて幸せになって欲しいなと思った。けど、歌詞とどんな関係があるのかはピンとこなかった…かも。
『冬の終り』に関しては曲との繋がりももちろん分からなかったし、そもそもストーリー自体イマイチ理解出来なかった💦
クラリス

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