菅藤浩三

おっさんのパンツがなんだっていいじゃないか!の菅藤浩三のレビュー・感想・評価

4.5
原田泰造はハンサムなので、もっとブサイクなおっさんのほうがリアリティ高かったかもしれないが、とにかく脚本の台詞のレベルが高い。二次元オタクの娘・アセクシュアルな息子・韓流アイドルにはまる妻、そしてLGBTの息子と同世代の男性と友達になることで、着実にアップデートしていく原田泰造。その友達男性の父親の相島一之がLGBTを受け入れなかったこともリアル社会を彷彿させる、が令和のいまの家族にとって人生にとって大事なテーマが何であるかを気づかせるおっさんに秀作だったのではないか。アウティングとか二次元にはまる姿とか、いろんなエピを上手に取り入れた演出
菅藤浩三

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