りっく

おっさんのパンツがなんだっていいじゃないか!のりっくのレビュー・感想・評価

3.9
多様性の時代で自らの価値観をアップデートさせることで、新しい自分や世界を獲得していき、その姿を通して周囲にも好影響を与えていく様をコミカルな原田泰造たからこそのおっさんの奮闘劇と、広い意味での家族ドラマに仕上げてみせた。

言葉を交わし、知識として勉強し、相手を思いやり、誰にとっても生きやすい世界や場所を形作ること。価値観がぶつかり合っても何かを押し付けることなく、大風呂敷を広げることない範囲での意識や言動の改革がリアリティを持つ。だからこそ様々な問題提起と困難を極める現代を生きるひとつの指標のようなドラマだった。
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