絵本の世界のような可愛らしい導入部とは相反して、がっつり重い事実が秘められてた話だったなぁ。カテゴリーがミステリーになってるはずだ。
その人の症状に合わせてありすが作る料理はどれも美味しそうだったし、和紗のお陰で居心地も良さそうだったし、常連さんだけでも繁盛しそうなお店だったな。そんな料理店「ありすのお勝手」に住み込みバイトでやって来た倖生。ありすのこだわりをメモを取って覚えようとしたり、お店の為に出ていったり。優しい倖生に恋したありすは、可愛かったなあ。恋を自覚した瞬間も、好かれようと頑張って空回ってる時も、初恋っていう感じが出てて☺️
ありすのお父さんになって、ありすを育ててきた心護の覚悟は、並みじゃなかったと思う。意志疎通がはかれない中、偏見も相手にしながらの子育て。ありすが人生で守るべき1番になったんだなっていうのは伝わってきたけど、その為に取った選択っていうのは···結局隠すことで傷付けることになったし、ありすの成長を見くびってたとも言えるかなと思った。心護は父としての自負をもっと持って良かったんだと思う。
いつまでたってもお店に入れない三國谷もまあ友だちとして(笑)、ありすを取り巻く世界がちょっと広がり、それ以上に優しさがいっぱい広がったドラマだったなと思った。
