人の心の声(というかあれは思念だと思う)が聞こえる能力を持つ侑里のその能力の在り方がいまいちよく分からなかったな。相手と何秒間目があったら、とかなのかな。耳に手をやるのはただの仕草だと思ってたけど、侑里だけじゃなかったあたり、心の声が聞こえると耳に手をあてたくなるものなのかなぁ。
韓国人青年のテオの心の声は、韓国語。何を言ってるのか分からなければ、罪悪感というものは、多少軽減されるのかもと思った。言葉の意味を確かめなければ、勝手に傷付くこともないし。でも、テオのことが気になってしょうがない侑里は確かめずにはいられず。そのせいで謎にすれ違ったりしていて、それはそれで厄介だったな。
そんな侑里に片想いしてた花岡は、良心の塊みたいな人だったなと思う。後出しジャンケンであること、侑里は気付いていいと思うし、気付くべきでもあったと思うな。侑里とは別の力で、花岡も会社の為に侑里の為に、色々尽くしてきたんだと思うよ。
心の声が聞こえる代償···のオチが、夢オチぐらいのしょうもなさだったのには驚いた。いや、何の悩みだったのよ今までのは···。