脚本、「ゴーバック夫婦」「ハイバイママ」のクォン・ヘジュ、ファンタジーの名手。演出、「キミはロボット」「椿の花咲く頃」のチャ・ヨンフン、ドロドロからミステリーまで何でもござれの名人。メインキャストにチ・チャンウク、シン・ヘソン。神脇役キム・ミギョンが母親役。自分の部下に彼氏を寝取られ、仕事の上でも罠にはまり、傷心で帰って来た済州島のサムダルリには昔ながらの暖かい人間関係がそのまま残っていた、みたいなドラマ。
済州島の景色も美しいし、親たちの友情や子供たちの人間関係も細やかに描けているのだけれど、常に誰かがギャーギャーわめいていて見ているのがしんどい。一度見始めたドラマは倍速しない、リタイアしないのマイルール（誰かに強要されたものではないですが、これやると何か負けた気がするんです）歯を食いしばって見続けた結果、10話くらいからようやくうるさくないドラマが動き出す。
良いドラマだとは思う。サブラインもきちんと描いて、一件落着、キャストも豪華。なのに乗れなかった。脚本家繋がりでカメオ出演したキム・テヒさん、別撮りで撮ってうまく枠に納めた感じが、ものすごく不自然。最近こういうの多いけど、技術の発達＝効果というわけじゃない。
