毎回、先の読めない展開で引き込まれたのは、「観客にも役者にすらもローラ殺しの犯人を最後まで教えたくなかった」とメイキングで語る、リンチの意図があったからだろう。
確かに、犯人を明かすシークエンスは感動したけど、犯人を明かした後は中だるみに入ったように感じた。
必ずしも答えを出す必要はない。
秘密は明かさない方が、魅力を保てる場合もある。
謎のまま終わるということは、可能性を残すということ。
そんなことを学ばせてもらった傑作。
後半の、リンチが監督に戻ってからが、尋常じゃないクレイジーさ。
最終話とは気付かずに最終話を観終わって、あとディスク何枚かなとワクワクしてしまっていた。