どど丼

離婚しない男―サレ夫と悪嫁の騙し愛―のどど丼のレビュー・感想・評価

3.5
鈴木おさむ氏の連ドラ脚本引退作、ついに完結。これほど話題性と口コミで押し切るドラマも珍しいが、あまりに自由すぎる下世話な脚本にハマってしまい何だかんだ最後まで観た。

意外にも6〜7割方は原作に沿ったストーリーで、そこにおさむ色が大分強めに塗されている感じ。何といっても不倫報道で世間を賑わせた麻里子様が報道後1年も経たない内に不倫妻を演じるという気概、初めこそ本人が心配になったが、全てを曝け出した彼女の演技は思いの外素晴らしかった。不倫を認める音声を流出させておきながら不倫を否定した理由すらも本作が回収します、本意かはアレだけど本意なら割と理に適っててビックリしました。

さすがに原作のある作品でこれは私物化と言われても仕方ないレベルだと思ったが、そこは原作者も公認らしいのでまぁ良いのかな。原作も読んだ上で、個人的にはとんでもないシーンがさらにとんでもないレベルに再現されていたりして、意外にも満足でした。小池徹平はなぜ巻き込まれた。
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