Anna

偽りの銃弾のAnnaのネタバレレビュー・内容・結末

偽りの銃弾(2024年製作のドラマ)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

※原作を含むネタバレあり


実戦能力を持つ者の自信からか、情報得たら敵を煽ることも顧みず猪突猛進の主人公。カッコいいけど推理していくミステリとは違うのかなと残念に思いつつ、まるで接点がないかの様なエピソードや家族間のドラマが繋がって真相に辿り着く展開が凄く、のめり込んで観た。この辺りを文章でどう表現しているのか気になり原作をひもとく。

驚いたことにキアースのエピソードはごっそりなかった。むしろマヤ視点なので彼女の心情がじっくり描かれ、調べる過程はドラマとほぼ同じなのに、そこへいたる行動理念が軍人の上官らしく明敏で合理的。刑事の思惑を読んでやり込める会話は痛快だった。様々な不安要素に心揺れ動きながらも真実に向かって迷いなく進む様には強く憧れる。

またエディやシェインそしてジュディス…様々なキャラクターたちとの会話ひとつひとつに温度とユーモアがあってラストまで夢中で読んだ。原作とドラマ…同じ結末ながらそれぞれに全く違う面白さがあって二度楽しめるのが嬉しい。
Anna

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