もんからまり

沈黙の艦隊 シーズン 1 ~東京湾大海戦~のもんからまりのネタバレレビュー・内容・結末

4.8

このレビューはネタバレを含みます

先行試写会にて7,8話を見てきました。

映画版がただの長尺トレーラーというまさかの内容に肩透かしくらい、ドラマ版が始まったと思ったら1,2話はほぼ映画と同様の内容。
この点に関してはマイナス点なんだけど、それでも面白くて一気見してしまった。

映像はというと、お金がかかってるだけあってそこらの日本のドラマよりは全然良いし迫力もある。
潜水艦という閉鎖空間のシーンが多い中、国を超えた壮大な人間ドラマもあり、この先がどうなるのか、私には想像もつかない。

政治とか難しいことは分からないが、個人的には深町の気持ちに近くて、海江田はただ戦争を誘発しているだけに思えてしまうし、日本がやまとと条例を結ぶ意味も現実味がなくてよく分からなかった。だってそんな政治家いるとは思えないから。全部綺麗事だと思ってしまう。
ただ、日本は変わらないし、悲しいけど戦争はこの世から無くならないと思ってしまっている自分がいることが悲しいよなあ。
核が抑止力になっていることもわかる。この先何かあったときにアメリカが守ってくれるとは限らない。非核三原則然り、日本の防衛力には疑問も不安もある。だから海江田の気持ちもわかるし、でも深町の気持ちもわかるから複雑だ。
ただ、戦争だけは絶対に避けたい。これは大前提。

だからこそこのドラマの向かう先が日本や世界の希望であって欲しいしいつか平和な世界が訪れれば良いなって思う。
全部綺麗事だけど、綺麗事からしか始まらないらしい。たしかに。

とにかく面白かった。原作読むか。