「恋愛体質」のアン・ジェホン、「エクストリームジョブ」のリュ・スンリョン、どちらの作品も監督をしたイ・ビョンホン(俳優の方とは違う)作品。
「変な機械に入ったら唐揚げになってしまった娘を救う為に奔走する」というあらすじ。
これ、絶対面白いやんか！！
「恋愛体質」のドラマにどハマりしたのをきっかけに、「ドリーム」もイビョンホン監督なので面白いと思ってみたものの、全くハマれず。そりゃ全部が全部面白い訳ないよね。
さて本作はどうか…
第一話からぶっ飛んだ展開に笑いまくる。が、しかし。
結論から言うと「どハマり」までは行かずとも面白いのは面白かった。
「インターステラー」や「恋愛体質」を観た人にはニヤニヤしてしまう演出や、「エクストリームジョブ」レベルのゾンビ感漂うリュスンリョン、アンジェホンのイエローパンツや「恋愛体質」の歌とかドラマのシーンとか随所に笑えるシーンも多くて、自分的には十分楽しめる要素は多かった。
ただ、ちょっと福田監督的「ここで笑えよ」みたいなところ多くてそこだけが今ひとつ。
ジワっとくる笑いがこの監督のいいところなんだけど、やけに笑わせにきてる感がやや冷めてしまう。
しかし、出演者はすごい。
名前だけ並べても豪華。
リュスンリョン(チェ・ソンマン)
アンジェホン(コ・ベクジュン)
キム・ユジョン(ミナ：あんま観たことないけど子役から大人になって主役級の女優さん)
ユ・スンモク(ユ博士：ワンダフルデイズ、刑事ロク、ある日など)
チョン・スンギル(老けた顔の25歳のテマン：恋愛体質、カンナムスンなど)
キム・テフン(白丁タッカンジョンの1人：ナビレラ、刑事ロクなど)
チョン・ホヨン(ベクジュンの元カノ：イカゲーム)
ホ・ジュンソク(刑事：恋愛体質、愛していると言ってくれなど)
ペク・ジウォン(テマンの母親：恋愛体質、ウヨンウなど)
コ・チャンソク(ベクジュンの父親、頑固笑：ボーイフレンド、グリッチなど)
パク・ヒョンス(ベクジュンが受けた面接官：恋愛体質、愛の不時着など)
イ・ジュビン(200年前のキム夫人：恋愛体質、ペーパーハウスコリアなど)
もっとたくさんカメオでも出てる人が多かったけど、こうして並べるとかなり「恋愛体質」のキャストが多い。
福田組みたいに、イビョンホン組ってのもあるのかも。
1話30分の全10話。
そもそもがウェブトゥーン作品のドラマなので、どこまでがイビョンホン監督の脚色かは分からないので、本作が「つまらないからイビョンホン作品もつまらない」っていう公式に当てはめられたくないなと、ファンの1人としては思う。
「チャウヌ〜！！」と叫んでなれなかったり、「タッカンジョンラプソディー」が地味に脳内再生してしまったりとほんとアンジェホンの演技がくすぐる🤣
ジワっとくる笑いや、「恋愛体質」大好き男としては本当に好きな作品の一つとして評価したいけど、スコア的にはこんなもんかなw
(2024/3/15〜3/16)
