原作未読
個人的にはもう少し話題になっても良いのでは、と思う程、製作陣の真剣さと熱量が伝わってくる作品で面白かったです
親に虐げられた経験を持つ、かつては子供だった大人達の、子供時代も大人になった今も生き辛さが克明で、冴木(演:成田凌さん)と蒼佑(演:萩原利久さん)兄弟の抱える暗さと血への足掻き等、痛くて苦しいけれど(彼らが七転八倒して己の力で掴んだ)光もあって、とにかく成田凌さんと萩原利久さんの芝居が圧巻でした
灰川邸に出入りしていた年長の少年少女を演じた萩原利久さん、吉川愛さん、沖万美さん、松本怜生さん、カカロニ栗谷さんは未成年(過去)と成年(現代)の演じ分けも見事でした
人間として底知れぬ怖さを感じさせる灰川を演じた小日向文世さんの、最終話の表情が堪らなかったです