このレビューはネタバレを含みます
まだ途中ですが一旦記入。
自分が助ける側、与える側だと思っていたらそうではない。当たり前に相手からも助けられていたり、与えてもらっていたりする。そういう大事なことを教えてもらえる作品でした。
最初らへんは特にリアルな大変さを描いてあったので、正直見るだけでも大変でした。私はああいったシーンを見たときにどうしても勉強というか、想像するための一助として見てしまいます。どれだけ気持ちを込めて見ても当事者たちと同じ気持ちになることはできません。でもそこまで含めたうえで見ることはできるし、こういう作品に出会ったときは少しでも多くのことを受け取りたいと思っています。
この物語に欠かせない存在だった柚留木が少しでも救われることがあって本当によかった。愛生があの屋上であんな風に優しくすることができたのはお母さんからの大きな愛、洸人や美路人からの愛を受けたから。人の想いや優しさがあんなに素敵な形で巡っていくことに感動しましたし、この物語を凝縮したような瞬間だったと思っています。これから柚留木のぽっかりと空いた心に少しずつでいいから思い出が詰まっていってほしいです。
最終回直前のラストが最高。