サムネの骸骨メイクは〈ドラゴンヘッド〉のノブオを想起。

渋谷で起こった無差別刺傷事件。犯人の男は顔に白塗りの異様なメイクを施していたが、そのメイクは数年前に富山県のある高校の文化祭でダンス部がパフォーマンスの際に施していたものと酷似。当時を知る雑誌記者は昔の人脈を辿り、取材を始める。
藤井道人プロデュースABEMA製作オリジナル群像サスペンス。
2024年42分×6話🇯🇵

若き日の理想と目の前にある現実とのギャップ。苦しまない人などいない。

パパ活やSNSなど、現代社会というフィルターを通して過激に見せてはいるものの、描くのはモラトリアムを終えた大人が感じる普遍的な感情。別に今に始まったこっちゃあない。

居場所がない。
自己肯定感が低い。
悩み苦しむ可哀そうな私たち。
みたいなこと、ドヤ顔でしゃべるんでしょ？と思いながら観てたらまぁ…！！😳

渋谷スクランブル交差点での無差別殺傷事件をきっかけに、高校時代の仲良しグループだった6人の男女の人生が再び重なり合う様を描いたサスペンス・ドラマ。

高校時代の仲良しグループ「チーム曳山」のメンバーで、現在は無差別殺傷事件を追うゴシップ記者、中川碧を演じるのは『チア☆ダン 女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話』やテレビドラマ『3年A組ー今から皆さんは、人質ですー』の福原遥。
「チーム曳山」のメンバー、喜多野雄太を演じるのは『コーヒーが冷めないうちに』や『今日から俺は！！』シリーズの伊藤健太郎。
「チーム曳山」のメンバーで、今はスタートアップ企業のCEO、高木洋介を演じるのは『街の上で』『まともじゃないのは君も一緒』の倉悠貴。
碧たちが所属していた新聞部の先輩、一ノ瀬蓮を演じるのは『ナラタージュ』や『おっさんずラブ』シリーズの金子大地。
碧の上司、田嶋健一を演じるのは『ちょっと思い出しただけ』『キングダム2 遙かなる大地へ』の渋川清彦。

オンライン試写会に当選したため、一足早く鑑賞させて頂きました♪ありがとうございます♪♪
鑑賞出来たのは全6話中3話のみなのですが、レビュー投稿が試写会参加の条件ですので簡単に書き込ませていただきます。

「チーム曳山」という仲良しグループに属していた6人組。突如発生した無差別殺傷事件により彼らの人生が浮き彫りになる、という内容のため、群像劇的な側面を有した作品ではあります。とはいえ3話まで観た所感としては、これは完全に福原遥さんのアイドルドラマ。とにかく彼女が異常なほどに可愛く映し出されており、それを見ているだけで一定の満足感は得られる。
ただ、本作の内容はかなりヘビィでシリアスなため、1人だけキラキラしている彼女がとても浮いている様に見えるのも確か。ゴシップ記者という昼夜を問わない激務をこなしているはずなのだが、常にメイクも髪型もバッチリ決まっており、まるで実在感がない。もう少し小汚い方がリアリティが出ると思うのだが、それは事務所的にNGだったのだろうか？

サスペンスフルなストーリーではあるのだが、あくまでもヒューマン・ドラマに重きを置いた作品であってミステリーではない。記者である碧が事件を推理したりするのかと思っていたのだが全然そんな事はなく、主人公の外側で淡々と捜査は進んでゆく。高校時代に発生した放火事件も犯人探し自体はめっちゃあっさり終わっちゃうし、多分監督はミステリーとかにあんまり興味がないんだろう。それならそれで構わないのだが、ミステリーかなと思って鑑賞すると肩透かしを食らってしまうのでそこは注意が必要。

都会の荒波に揉まれるもの、田舎の閉塞的な環境に蝕まれるもの、それぞれの灰色の日常が上手く描き出されている。この世に楽園はないのか…。
冒頭こそ衝撃的なスタートを切るのだが、その後はかなりスローなペースで進む。3話でグッと面白くなったので、もしかしたら後半戦こそがこのドラマの見どころなのかも知れない。まぁ多分続きは観ないけど…。

最後に一言言わせてもらう。
もうジョーカーメイクはダセェ！
京王線放火した奴とか都知事選に出たバカとかがジョーカーコスプレの安売りをしたせいで、とにかくその株価は大暴落。そんなダサいメイクをこれみよがしにやられると、もう本当に居た堪れない気持ちになってしまう。どうせジョーカーメイクをするなら、ヒースじゃなくてロメロとかニコルソンとか、そっち系のアッパーな感じで行った方が良いと思いますよ🃏

• #ジョーカー

「私達に出来ること。」