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全領域異常解決室のjonajonaのレビュー・感想・評価

全領域異常解決室(2024年製作のドラマ)
3.0
3話まで観てる現状ではすんごいへんなドラマでバカバカしくて笑える。
ちょっと脚本か演出がおかしいのか、わかんないが最近見た中で1番ひどい。

ところどころに見え隠れするナチュラル男尊女卑なムード。圧倒的国家と神秘への信頼。オカルトを信じたいのか決して認めたくないのかまったく全貌が掴めない藤原竜也。同じ真顔の抜きが多すぎる広瀬アリスなどなど…思想的には全く相容れない気配がするが、だからこそなのかかなり笑える。

やたらネット民を唾棄する言葉を製作者の代わりに誰かしらが毎話代弁するかんじが0年代の君塚亮一の香りがするのだが、関係ないみたいで意外だった。

よく知りもしないで…という感じで喋るあの内閣情報調査室?の小日向文雄たちはちゃんと愚かな悪役として回収されるんだろうか。てか、彼が毎度資料として渡されて見てる、ヒルコという神様を信じる国民の割合を示した円グラフ🟰バカグラフは一体どうやって統計とってんだ…笑
なんなのかなあれ。すごいバカっぽい…
あれが実際にある数々の経産省バカグラフをもじった物であることを信じて見進めたい。


(追記)🦑ネタバレあり🦑
全話見終わった感想。
5話でジャンルがオカルト刑事物からなんと神話ファンタジーバトルものにシフトするという噂のどんでんがえし展開が待っている。
主人公の広瀬アリスが実は記憶を失ってた全決の室長だったというのも中々たしかに驚かされる。
ジャンルの転換がドラマ内で起こるのは中々新鮮でおもしろかった。

けどだからって、数々の陳腐なセリフや描写のダサさや不可解さが、実はすべて伏線のためのフリだったんだ!というほど好意的には受け止められんが。

後半からもずっとなにやってっかわかんないグダグダだし、後出し設定をどんでん返しって言い張ってるように見えるし…

むしろあんまり上手くないののエクスキューズとして展開を利用しててこざかしいから、正直前半のストレートに陳腐な様のほうが潔くて好きだった。だいぶ笑えたし。

ただし本作で1番笑えたのはラスト1話前?のついにヒルコの正体が…!?ってところでの演出だったので、後半も面白いところはある。声出して笑った。

藤原竜也と広瀬アリスがヒルコの使いである野間口徹とその手下たちと戦闘した末に捕まり(この戦闘もなんかぐだぐだ…)、倒れたアリスの目の前にスローモーションで近づく足元が映る。まさかヒルコが…!?誰なんだ?というための演出なんだと思う、たぶん。

だけどその後映るのは足の主は、さっきまで戦闘してた野間口徹で、ゆっくりとこれ見よがしにカメラが彼の顔にスクロールしていく演出には大爆笑必至、さぞかし心がバグることでしょう。

5秒前まで戦ってた相手を、さぁこの足元だれでしょう!?ってスローで映す演出なんてどんなバカな映画でも見たことなかったので心掴まれた。なんか足の線とかで野間口徹だだってわかるし…さっきでてたから。
彼がヒルコでもそうじゃないにしても意図がわからん演出で発狂した。
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